資産の多い人、高額所得の人には厳しい改正に
ここ数年の税制改正で、「資産を多く持っている人」「所得の多い人」にとって厳しい改正案が出ています(すでに施行済みのものもあります)。増税の様相が強まっている今、改正内容を把握し、上手に節税をしていきましょう。
ここ数年の税制改正スケジュール
相続税基礎控除の大幅引き下げによる増税
相続税の基礎控除が減ったので、課税対象者が大幅に増えることが考えられます。
税率構造の見直しで、相続ではなく暦年贈与が節税に
課税価格が変更になり、相続税が増税となりました。対して贈与税はおおむね減税となります。
同内容を以前ニュースレターVol.1でも取り上げています。ぜひそちらもご覧ください。
30才未満の子・孫への学費贈与が1,500万円まで非課税に
- 2013年(平成25年)4月1日から2015年(平成27年)12月31日までの贈与に限り非課税となります。
- 申告書を金融機関を経由し、税務署へ提出する必要があります。
給与所得控除に上限ができ、年収1,500~1,600万円以上は増税
2013年(平成25年)から、1,500万円以上の給与所得控除は、どんなに収入があっても控除の上限が245万円となりました。
※グラフはあくまで目安です。控除額の変動は実際のものとは異なります。